外壁塗装の知識

現役屋根職人から見た、塗装業者選ぶ時に気をつけるポイント【3選】

2021年11月3日

現役屋根職人、黒田さんが解説してくれます。

今回は現役屋根職人、黒田さんに『塗装業者を選ぶポイント』について解説してもらっています。

職人から見た職人、同業者が見るからこそわかる熱い思いの詰まった記事です。

ぜひ、参考にしてください。

はじめまして!

屋根ブロガーの黒田 真和といいます。


屋根職人として今年で20年、新築や修理を合わせると工事件数は5000件を超える経験をもとに屋根に困っている人のために屋根専門のブログ【kuro blog】を運営しています。


屋根塗装や外壁塗装を検討した時、1番悩むのは業者選びだと思います。

誰もが業者選びで失敗したくないですよね! 今回は20年以上屋根職人としてやってきた経験から気をつけるべき業者選びのポイントを3つ紹介します。



正直、かなり確信をついていると思っています。


この記事を最後まで読むと、業者選びで失敗することは正直ないです。

それぐらい自信を持っているので、塗装を検討している人はぜひ役立ててください。


【結論】優良外壁業者は、下地の話をどこよりも詳しく説明してくれる

まず僕のような施工業者側からみて、この塗装業者は信頼できる!っと思うのは、塗る塗料の種類や製品より『壁の下地はどのような状態か?』と心配する業者です。


この考えを1番大事な重要事項として意識している業者に塗装してもらう!

これが塗装する上で失敗しない結論になります。

とはいえ、この考えを重要と考えている業者は決して多くはないですし、ましてお客様側が見抜くのは不可能に近いと思います。


外壁塗装は、下地の調整が8割といってもいいぐらい重要なことです。

その理由は

  • 埃やコケなどの上には塗料がつかない
  • 亀裂の上から塗装しても問題解決になっていない
  • 劣化した壁は、その壁に適した下地材(シーラーなど)を入れないといけない

などの理由があげられます。


要するに、下地調整ができていないと塗料が剥げたりして塗装した意味がないと言うことです。

今の時代、塗料は各メーカーから高性能な塗料がたくさん販売されています。

しかし、どんな優秀な塗料でも埃の上からは塗料がのりません。

塗料は、塗れる状態になった壁に塗ることで初めてその性能を発揮します。


また、亀裂の上から塗装しても亀裂が直ったわけではないので意味がないですし、その壁に適した下地材を塗らないと、十分な効力が発揮されません。

これらのことは、お客様にはちゃんと掃除したか?とか亀裂を修理したか?とかわかりませんよね。


優良業者かどうかは、工事をしてみないと分からないのです。

ですが、これから解説していく3つのポイントは、今説明したことを特に重要に思っている業者にある言動や行動になるので、ぜひ覚えてください。


壁の亀裂をコーキングで修理すると説明している業者は要注意

よく壁の亀裂をコーキングで塞いでその上から塗装する業者をよく見かけます。

または、亀裂はコーキングで塞ぐと説明している業者もたくさんいます。


しかしこの考えで工事しようとする業者は注意しないといけません。

そもそも壁の亀裂は、亀裂の上からコーキングで塞いでも解決になっていませんし、亀裂自体をまず修理する必要があります。


なぜコーキングだけで修理するのかというと、亀裂修理は、かなり手間がかかる工事だからです。

いわゆる手抜き工事ですね!


優良業者であれば、家のことをしっかり考えてくれるので、亀裂があったり修理するにしてもかなり神経質です。

ちなみに大まかな亀裂の施工方法を紹介すると

  • 亀裂をグラインダーなどで掘る
  • 十分に掃除した後、プライマーを塗る
  • 掘った亀裂を全部専用コーキングで埋める
  • 状況に応じて、セメントなどで周りの壁の環境と合わす
  • 壁に模様があれば、その模様に似た模様をつける

亀裂によって施工方法は多少変わってきますが、これだけの手間がかかります。


業者を選ぶときは、亀裂(クラック)の工事をどのように直すのか聞いてみることが大事です。1番いいのは、業者側から詳しく説明してくれる業者であれば、その業者は安心して大丈夫です。


施工内容や疑問を説明してもらってもよく分からない業者はやめた方がいい

これもかなり多く、大事な注意すべきポイントになります。

要するに疑問や質問をしても納得できる答えが返ってこない業者のことです。


ですが、多くの人が大手の塗装業者だから!と決めつけて完全に理解しないまま塗装してしまうことが非常に多いです。


実はあまり知られていませんが、大手の塗装業者でもクレームやトラブルは非常に多いです。

このことから、大手業者でもクレームで失敗する時はあるんだと思ってください!


経験豊富な家のことを大事に思っている業者に共通していることは

  • 優良業者はとにかく説明上手でわかりやすい
  • ポイントになる箇所について前もって説明できる
  • 質問しても完全納得させてくれる
  • 専門用語ばかり使わない

この上記は、業者選びで非常に大事です。


施工内容や疑問をうまく説明できない業者は、利益や効率ばかり求めて、ちゃんと直してあげよう!と全く思っていない業者の可能性大です。

もし、この業者の説明がよく分からないな!と思ったらその業者は、やめておいた方がいいでしょう。


以前に外壁塗装してもらった業者の悪口を言う業者はやめておいた方がいい

家を持っている人なら誰でも経験あると思います。

家のどこかに異常があって、業者の人に来てもらうと、前の業者の工事を

こんなやり方全然ダメ!』みたいな、前の業者の悪口を聞いたことありませんか?


ひどい場合、『こんな工事は詐欺だ!』みたいなことまで言ってくる業者もいます。

僕は、20年以上建築の世界で生活していますが、他の業者の悪口を言う業者にすごい技術を持っていたり、経験が豊富でクレームが皆無な業者に今まで出会ったことがありません。

断言できますが悪口を言う業者は、ろくな業者はいません。


なぜ前の業者の悪口を言うかと言うと

  • 悪口を言うことで、自分の考えを肯定させて信頼を得るため
  • 前の業者より自分の方が優れてる業者だと思わせるため
  • 自分の方がもっと安く工事できると思わせるため

このようにお客様を自分有利に洗脳したいからです。


僕は、他業者の悪口ばっかり言う業者と実際にやり取りしてトラブルになったこともたくさんあります。

そしてトラブルになる度にいつも思うことがあります。

こうしないとだめだ! とか、これを塗らないとだめだ! 

など全部理由もなく決めつけてきて、説明がないんですよね。


壁によって状態が違うはずなのに、これでないとだめだ!と決めつけてきます。

何故これでないと、だめなのかをお客様は知りたい筈です。

ですが説明ができないので、お客様を理解や納得させることができません。


だから他の業者の悪口を言うことで、無理矢理お客様を納得させているんです。

また、悪いことに営業トークの上で悪口はインパクトがあるのでお客様も『そうかも?』と、共感しやすいです。

工事内容やお客様の疑問をうまく説明できない業者は、さっきも書きましたが家のことを何とも思っていない業者の可能性大です。

これは僕の経験からですが、他の業者の悪口を言う業者には気をつけた方がいいので工事を依頼するのは考え直すことを強くすすめます。


【まとめ】塗装業者を決めるポイントは納得出来るかどうか

ここまで、塗装業者で気をつけるポイントを3つ見てきました。

この3つは、僕が20年以上建築業をしていて、実際にいろんな業者と接してきて思ったことです。

お互い口ケンカになるようなことも正直ありました。

なので苦い経験している分、結構自分なりに確信をついていると思っています。


塗装は、家を長く保たせるためにする工事です。

そのために亀裂などしっかり直してくれる業者を選ばないといけません。

普通は優良業者を選ぶことは非常に難しいです。


ですが今回解説した3つのポイントは、基本業者の話を聞いているだけで判断できるので、意識だけしていれば試しやすいと思います。

亀裂の修理に関しては、もし話が業者の方からでないなら、亀裂があった場合どーするの?と聞いてみて判断してもいいと思います。(そもそも亀裂の修理の話がない時点で微妙ですが)


この3つのポイントは、きっと今から塗装しようと思って業者を探している人のお役に立てると思います。

ぜひ3つの気をつけるポイントを意識してみて業者選びをしてみてください。

  • この記事を書いた人

壁野 陽平

東証一部上場企業にて、
現役リフォーム営業(7年以上)
雨漏り診断士の資格保有
コンクリート住宅に住み外壁塗装を検討
実際に15社に見積もり依頼