この記事では、実際に15社に見積り依頼して21冊の見積書をもらった私が、体験談と失敗談を公開していきます。
- 外壁塗装は相見積もりが必要?
- 相見積もりをすると金額はどれぐらいかわるの?
- 相見積もりはめんどくさいけどやる必要あるの?
外壁塗装は、1社の見積もりだけで契約してはいけません。
なぜなら、1社だけで本当にいい塗装業者に当たるのは不可能に近いからです。
実は私も一番最初に見積りを頼んだ地元塗装業者は、かなり高い金額でした。脅されるような勢いで不安をあおられたのを覚えています。
15社に相談した今、1社だけで契約しなくて本当に良かったと思っています。
当記事では、15社の塗装業者に見積り依頼をして、21冊の見積りをもらってわかった違いや注意点を紹介します。
この記事を最後まで読めば、あなたは15社に相談するような遠回りをせず最適な外壁塗装業者を選ぶことができます。
塗装業者は最低3社は比較することをオススメします。
- 料金
- 内容のわかりやすさ
- 担当者の人間性
これらのポイントを比較検討してあなたにあった、塗装業者を選びましょう。
具体的な選び方を、私の体験と失敗を元に解説していきます。
この記事を書いた人
- 上場企業現役リフォーム営業
- 雨漏り診断士『資格保有者』
- 外壁塗装診断士『資格保有者』
- 15社以上の塗装業社に見積もり依頼
外壁塗装、個人ブログだから書ける失敗しない見積り金額の話
外壁塗装で気になることの一つに、値段があるのではないでしょうか?
リフォームの中でも高い費用のかかる箇所が外壁塗装です。
- 少しでも安くおさえたい。
- 複数見積りをとるとどれぐらい違うのか知りたい
- 見積り内容で注意する点が知りたい
そう思って当然だと思います。
実際に21冊の見積りを比べてた、結果と注意点を伝えていきます。
- 見積り金額
- 見積り内容(塗料・耐久年数など)
- 内容がわからない金額が入っていないか?
この3つの順番で見ていくと、納得できるいい見積りを選ぶことができます。
くわしく解説していきます。見積りを比べる時の参考にしてもらえればうれしいです。
見積もり金額が最大158万円変わった。金額の違い
21冊の見積もり書をもらった結果、金額の差は1,589,900円でした。
『一番高い見積り』と『一番安い見積り』の金額差が158万以上もあったのです。
- 最も安い見積もり金額:868,000円(税別)
- 最も高い見積もり金額:2,457,900円(税別)
こんなに違うと、見積り内容に違いがあるんだよね?
見積り内容に違いはありますが、見積り依頼をするときには、塗料を指定するわけではなく
- できるだけ長くもつ塗料
- オススメの塗料
という2つの条件だけで、15社すべての塗装業者に見積り作成をお願いしています。
結果、15社から出てきた、21冊の見積りは下記の表のようになっています。
見積り金額の安い順に表示してます。
塗装業者 | 見積り金額(税別) | 耐久年数 | 塗料の種類 |
外壁塗装業者 | 868,000円 | 不明 | 日本ペイント:パーフェクトトップ |
外壁塗装業者 | 1,030,390円 | 13年〜16年 | アステックペイント:シリコンrevo |
外壁塗装業者 | 1,143,150円 | 不明 | 外壁ランデックスコート P5000 |
外壁塗装業者 | 1,167,130円 | 15年〜18年 | アステックペイント:シリコン邸汚染リファイン 1000Si-IR |
外壁塗装業者 | 1,200,534円 | 12年〜15年 | エスケー化研:水性アクリルシリコン樹脂クリアー塗料 |
リフォーム会社 | 1,280,721円 | 不明 | 打ちっぱなし保護工法 |
外壁塗装業者 | 1,338,055円 | 18年〜20年 | 菊水化学:ファインコートフッ素遮熱 |
外壁塗装業者 | 1,353,324円 | 15年〜20年 | エスケー化研:低汚染水性フッ素樹脂クリアー塗料 |
家電量販店 | 1,396,962円 | 12年〜15年 | オリジナル塗料 |
外壁塗装業者 | 1,472,778円 | 20年 | プレマテックス:インテグラルコートアクア |
外壁塗装業者 | 1,474,795円 | 15年〜20年 | 日進産業:GAINA |
外壁塗装業者 | 1,500,000円 | 30年 | プレマテックス:タテイル |
リフォーム会社 | 1,580,721円 | 不明 | 日本ペイント:水性サーモアイウォールF |
外壁塗装業者 | 1,611,535円 | 24年〜26年 | スーパーセランフレックス |
リフォーム会社 | 1,670,000円 | 不明 | シリコンクリア塗装 |
外壁塗装業者 | 1,700,000円 | 30年 | プレマテックス:タテイルサンクール |
リフォーム会社 | 1,880,000円 | 不明 | 不明 |
リフォーム会社 | 1,932,728円 | 不明 | 日進産業:GAINA |
外壁塗装業者 | 2,043,330円 | 不明 | コンクリート打ちっぱなし新築時復元仕上げ |
家電量販店 | 2,085,712円 | 不明 | セラミRC−FR |
外壁塗装業者 | 2,457,900円 | 不明 | 最上級シリコン |
200万前後の見積り書は、期待耐久年数や内容が明記されていない見積りが多かったです。
見積り書の値段だけでなく、塗料の名称が明記されているか?耐久年数がわかるか?
なども、比べると高いからいい内容というわけではないのがわかります。
21冊の見積りを比べたら、値段差はなんと158万円以上もありました。
見積り内容の値段の違いで注意する点を、よりくわしく解説していきます。
外壁塗装の見積もり内容で、特に注意するべき点
見積り金額が違うのは、どの項目の値段が違うのか?気になると思います。
見積りの内容を項目ごとに比べると、どこの金額が高いのかがわかります。
見積りを比較して思った点ですが、これから外壁塗装の見積りをとる方に特に注意してほしい点として
値段が大きく変わるのは
- 塗料代
- 足場代
など絶対に必要な項目だけ、ではないです。
値段の違いに大きく影響をしている項目は
- 諸経費
- 養生費
- その他、塗装費
これらの何に使用されるかよくわからない金額で全体の見積り金額が大きく変わってきています。
諸経費だけで230,000円もかかっている見積りもあれば、諸経費がまったくかからない見積りもあります。
見積り内容で、何にかかるかわからない点や他の見積りでは乗っていない項目は必ず確認しましょう。
外壁塗装の見積りをとっているけど、比べ方がわからない・・・
そんな、あなたはより深く見積り内容の比較方法を解説している記事があるので参考にしてください。
▶ 外壁塗装の見積り21冊を徹底比較!
外壁塗装の失敗しないポイントはわかりやすさ!提案書類の違いをブログで紹介
見積りの金額や項目を比べるポイントを説明しましたが、実際に見積りを見ていると
この見積りはどこまで、塗装してくれるのかな?
そんな疑問がでてくる見積りが多いです。見積りの項目だけでは、
- どこまで塗るのか?
- どのような施工方法なのか?
これらがわからない見積りも多いです。
内容がわかりにく、伝わらない見積りではいざ契約して施工する段階で「ここまで塗ってもらえると思っていたのに!」とトラブルになります。
見積りの金額や内容も重要ですが、それがわかりやすく説明されるかは重要なポイントです。
どんな見積りがわかりやすいの?
21冊の見積りを見て『一番わかりにくかった見積り』と『一番わかりやすかった見積り』を具体的に紹介します。
見積り内容で『何をどうするのか?』わかりにくい塗装御者はやめよう!
21冊の見積りを見比べて、一番大きく違いを感じたのは見積り金額内容だけではなく、提案やわかりやすさの違いです。
『なにをどうするのか?』わからない見積りの塗装業者もいます。
具体的に写真をのせると
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上の見積り書のように
- 塗料の種類
- 施工方法
- 注意事項
などがまったくわからない、見積り内容の塗装業者はやめておいたほうがいいと思います。
『ちゃんとやってくれるだろうと』は期待と結果のギャップから後悔につながると思います。
21冊の見積りの中からわかりにくかった見積り内容を紹介しましたが、逆に一番わかりやすかった見積りも紹介します。
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それぞれの項目にわけて
- 塗料の型番
- 塗り方
- 項目ごとの金額
- 数量や面積
- 注意事項
すべて説明してくれています。
上の見積りと比べたら、わかりやすさはまったく違う。
見積り書の値段に目が行きがちですが、内容がわかりにくいと塗装してほしい部分が塗装されない、そんなトラブルも起こりやすい。
注意点を説明しない塗装業者は安心できない
施工時の注意事項を説明しない塗装業者は安心できないです。
なぜなら、注意事項はいいことはほとんど無く
- 足場設置時に車がおけない
- 塗装のにおいがでる。
- 洗濯物が外に干せない
- 足場が隣の敷地に入る
- 近隣に音やにおいで迷惑をかける
など、ネガティブな要素が多いです。
悪いことを言わず、隠すような塗装業者がどんなに耳障りのいいことを言っても信用ができないと思ってしまいます。
見積り書に注意事項を記載されていたり、写真付きで別途説明をしてくれる塗装業者もいました。
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15社に見積り依頼をしてきてましたが、見積り提示時に注意事項まで説明してくれる塗装業者は少なくわずか20%(15社中3社)でした。
見積り時に注意事項を説明してくれる塗装業者は少ないですが、安心して依頼できると思います。
見積り書のわかりやすさや提案書の必要性などをさらにくわしく知りたい人は下記の記事を参考にしてください。
▶ 外壁塗装は提案書がある塗装業者を選んだ方が良い3つの理由!
塗装業者も結局は『人』個人ブログだから本音で伝える。失敗と注意点
塗装業者を選ぶ時、最後の最後は塗装業者さんの人柄だと思います。
- 見積もり書の値段
- 見積もり書のわかりやすさ
- 注意事項の説明があるか
なども非常に大切だとおもいますが、結局対応してくれた担当の人が
- 信用できるか?
- あなたに合ってるか?
という部分は大きいと思います。
見積りが安くてわかりやすくても、信用できない人には依頼したくないですよね。
信用できる塗装業者の定義は人によって違う。
信用できると塗装業者といっても、
- 間違いが無く的確に行動する、けど会話も少なく多少の融通もきいてくれない『Aさん』
- 会話も多く親しみがあり融通もきいてくれてくれるけど、『Aさん』よりすこしルーズな『Bさん』
あなたなら、どちらの人に頼みたいでしょうか?
正解があるわけではなく、人によって合う合わいは絶対にあります。
あなたにあった、塗装業者は絶対にいます。
15社に相談してわかりましたが、そもそも比べるのに値しない業者もいます。
あなたが、同じような塗装業者を選ばないように私が最悪だと思った失敗の体験を伝えていきます。
見積もりを出さない塗装業者はなんと26.6%
外壁塗装の見積もり依頼をしても、見積りを出さない塗装業者がいます。
実際に、私は15社の塗装業者に見積もり依頼をしましたが、連絡が取れなくなり見積りがもらえない業者もいました。
見積りがもらえなかった塗装業者は「見積りできたら連絡しますね?」といいながら
連絡がないまま放置され、1年以上たっている塗装業者もいます。
そんな、いい加減な塗装業者はいるの?
実際には想像よりもいい加減な塗装業者が多い業界です。
私も見積りを依頼し始めるまでは、連絡をしてこない塗装業者がでてくることは無いと思っていました。
ですが、実際には26.6%(15社中4社)の塗装業者が連絡が無い状態です。
4社見積り依頼したら、1社は連絡が取れなくなる可能性がある確率。
外壁塗装業界は非常に真面目でマメな対応をする塗装業者もいますが、いい加減な対応をする塗装業者もいる業界
だからこそ、複数の塗装会社を比べることで自分自身で見極めていく必要があります。
あなたが外壁塗装で失敗しないために、塗装業者には連絡がつかなくなる業者も存在することを知っておいてほしい。
なんとか売りつけようとしている塗装業者も多い・・・
塗装業者には、なんとか契約させようと不安をあおって来る塗装業者も多いです。
外壁塗装は専門的なことも多く、塗装業者いろいろなことを言ってきます。
- 塗装をしないと雨漏りする。
- 早く塗装をしないと後々とんでもない費用がかかる。
- 今は酸性雨の影響で劣化が早い。
- このままだと、家の躯体がやられる。
- 他の塗装業者を名指しで悪く言う
すべて嘘ではないかもしれないですが、確実に不安をあおることで契約させようとしているのがにじみ出ている塗装業者もいます。
何社か見積りをとって、すべての塗装業者に同じことを言われるなら納得ですが実際は違いました。
私の場合は11年ということもあるのか、15社の塗装業者それぞれ回答が違いました。
- 20%(15社中3社)は『すぐに塗装べき!』
- 33.3%(15社中5社)は『まだ塗装しなくていい!』
残りの46.6%(15社中7社)は「お客様次第です」と、どっちとは言われなかったです。
同じ塗装業者、塗装のプロと名乗る人たちでもそれぞれ言うことが違います。
外壁塗装にくわしい人に相談しても、一人だけだと考えにかたよりがある答えになる可能性があります。
15社見積り依頼したら悪い塗装業者も多かったです。
さらにくわしく体験談をしりたい人は、下記の記事を参考にしてください。
▶ 塗装業者はしつこい?最悪の体験談5選
まとめ:外壁塗装を『失敗する人』と『失敗しない人』の違いは?
私が15社の外壁業者に見積り依頼をして、21冊の見積り書をもらってわかりました。
外壁塗装で『後悔する結果になる人』と『満足できる結果に人』を分けるポイントはシンプルです。
- 複数の見積りをとる
- 比較して選ぶ
重要なのはこの2点。
塗装の技術や知識を勉強したりせず、私があったような
- しつこく不安をあおって、契約をせまる業者
- 何をするのか?よくわからない項目のある、高い見積り
- 何をどこまで塗装するのか、わからない説明
こんな、塗装業者を見極めることができます。
でも、複数の塗装業者に見積りしてもらうのは手間がかかる・・・
複数見積りを依頼して、比べるのは時間的にも労力的にも大変です。
地元の塗装業者や折り込みチラシが入っている塗装業者に頼むのもありだと思います。
実は私も地元の塗装業者やチラシでみた塗装業者に4社依頼をしましたが
4社中2社は、連絡がつかなく見積りも提示されず。
4社中1社は、見積りをもらった塗装業者の中で一番高い見積り金額でした。
地域や運もあるのかもしれませんが私は、いい塗装業者に出会えなかったです。
そこで、試しに一括見積りサイトを利用してみましたが
- 15社中一番、安い見積り
- 施工時の注意事項もしっかり説明
- 写真付き提案書類で、どこをどう塗るかもわかりやすい
- 諸経費などよくわからない内容がない見積り
- 不安をあおらず、責任ある説明
などをしてくれるいい塗装業者に出会うことができました。
もちろん、中には良くない塗装業者もいました。
- 見積りを提示されず連絡がつかなくなる業者
- 不安をあおって契約を迫った来る業者
ですが、自分で塗装業者を探しているときよりは圧倒的に出会う頻度が少ないです。
自分で探している時は75%(4社中3社)が悪い業者でしたが
見積りサイトを利用したときは36.3%(11社中4社)と悪質業者にあうのは半分以下です。
この記事をここまで見ていただいているあなたは、私よりも悪い塗装業者にあうことは少ないです。
なぜなら、私が15社に見積り依頼した失敗と経験からわかった。
本当にいい見積りサイトを伝えるからです。
こんな人は参考にしてほしい。
- 外壁塗装の見積りをする人
- 手間をかけたくない人
- 外壁塗装を失敗したくない人
完全無料のオススメサイトだけ集めてますので、ぜひ参考にしてください。
あなたが「本当によかった」とおもえる外壁塗装ができることを祈っています。